自治体向け統合型GIS

SuperMapのGISエンジンを利用し、行政の多様な情報を統合管理するアプリケーションを開発・導入しました。

クライアント: 株式会社 京都イングス様

プロジェクト概要

株式会社京都イングス様は、「測量業務の知識を生かした地図の電子化と利活用」をキーワードに、約25年前からGIS事業に取り組んでいます。SuperMap GIS製品を利用し、上下水道などの施設台帳システム、固定資産税管理システム、農業・道路・森林関連の統合型GISなど、行政の多様な情報を統合管理するアプリケーションを開発・導入してきました。特に大規模な案件では、SuperMap Objectsクライアント数が30~60台に及ぶ行政ネットワーク型GISシステムを構築しています。

自治体向け統合型GISのシステム画面

モバイルGISによる業務効率化

災害発生時の迅速な状況把握のため、SuperMap iMobile for AndroidをベースとしたモバイルGISシステムを開発し、河川を管理する行政機関に導入しました。従来の紙台帳では困難だった、詳細な地形図や施設情報(写真や動画を含む)をタブレット端末で一括して持ち出すことが可能になり、現場での作業効率が大幅に向上しました。また、オフライン環境にも対応しており、現地での調査時に「資料を持ってきていない」といった事態を防ぎ、最大限の調査を可能にしました。

モバイルGISの画面遷移イメージ モバイルGISでの道路情報表示画面

お客様の声

株式会社 京都イングス GIT事業部 GIS担当 岩島牧子氏(企画・開発責任者、肩書は2019年当時)のお話

「開発者サイドから見て、SuperMap iMobileは『分かりやすい開発環境』と『素早いサポート対応』が最大のメリットです。これにより、開発エンジニアの育成が比較的容易になり、長年にわたりシステム開発を継続できました。また、共通部品群を整備・蓄積できたことで、開発コストを抑え、より多くのお客様にGISを提供することが可能になりました。これからもGISを使って、様々な業務支援をしていきたいと思います。」