トポロジ処理などで生成したネットワークデータセットを元に、エリアマーケティングなどに応用可能な各種解析を実行します。
ネットワークモデル
ネットワークデータセットは、次のような要素で構成されます。
エッジ | ネットワークの辺です。両端にはノードがあり、他のネットワーク と接続されています。起点と終点があり、正と負の方向があります。 |
ノード | ネットワークの接続点です。 |
インピーダンス | エッジを移動するのに必要なコスト(距離、時間、金額等)です。 ネットワーク解析の実行前に、エッジの属性フィールドの中から、 正と負の方向のインピーダンスフィールドをそれぞれ指定します。 |
センター | 小売店や配送センターのように、リソースを提供、供給する機能を 持つノードです。 |
バリアノード・ バリアエッジ |
通過できないノードやエッジを設定します。 |
交通規制 | エッジに対し、フィールド値を元に交通ルールを設定します。正の 一方通行、負の一方通行、双方向通行、通行禁止の4つのルールを 設定できます。 |
最適・巡回ルート解析
最適ルート解析は、指定した全てのノードに順番にアクセスする最短のルートを検索します。
巡回ルート解析は、指定した全てのノードにアクセスする最短のルートを検索します。アクセスする順番も含めて検索します。
インピーダンスの合計が一番小さいルートが最短のルートとなります。
最適ルート解析の結果 巡回ルート解析の結果
(数字は予め指定したアクセス順序) (数字はアクセス順序の解析結果)
近隣施設解析
指定したポイントから最短距離にある施設を検索します。
近隣施設解析の結果
サービスエリア解析
指定したセンターから、サービス半径などの条件を満たすエリアを計算し、表示します。
サービスエリア解析
物流配送解析
センター(配送の拠点)と配送目的地を指定して、最適な配送ルート(どのセンターからどの目的地にどういうルートで配送するのか)を検索します。
物流配送解析の結果
リソース配分解析
ノードやエッジの需要量と、センターの供給量を元に、最適なサービスを提供できるセンターを抽出します。
需要と供給解析
ノードやエッジの需要量と、センター候補地の位置と供給量を元に、センターの必要個数と最適位置を解析し、新しいノードデータを作成します。
走行レポート
最適・巡回ルート解析などの走行過程で、どのエッジからどの方向に向かい、どのくらいの距離を経てどのエッジに曲がったか等の情報を記録するものです。「確認」のリンクで、それぞれのエッジの位置をマップの中央に表示できます。
走行レポート
解析範囲の設定
ネットワークプレイヤー上にドラッグ操作で矩形の範囲を指定すると、ネットワーク解析はその範囲内で実行されます。