Realspace
SuperMap Deskpro .NET 6R が採用する新しいRealspace 技術で、「3Dシーン」の機能が実現できます。
3Dシーンの初期表示画面
Realspace(実空間)は、地球を球体または楕円体とみなした3次元の空間に地理空間情報を表現するもので、平面に投影を行った「紙空間(Paperspace)」に対する言葉です。
3D-GISは、既存の2D-GISに比べて表示効果が極めて高く、各種空間解析の説得力が増す一方、空間データの蓄積や拡充のしやすさなどは2D-GISのデータモデルに一日の長があります。Realspace は、それぞれの長所に基づき、2Dと3Dを一体化するために開発されたもので、次のような特長があります。
- 2Dのデータを、変換することなく3Dシーンで表示できます。
- 主題図の表示、データ処理、飛行シミュレーションなどを、3Dシーン上で実現できます。
2Dポリゴンデータの3Dシーンへの一体化
2Dポリゴン(建物)を、高さ属性を元に3Dシーンに重ね合わせて表示できます。属性フィールドでテクスチャ画像ファイルのパスを指定して、それぞれの建物の側面と上面にテクスチャ画像を表示することができます。
2Dポリゴンレイヤーを重ね合わせた3Dシーン ポリゴンデータの3Dシーンへの重ね合わせ
(NTT空間情報株式会社様のGEOSPACE航空写真2500を使用しています。)
地形データの一体化
地形データ(DEMなど)を3Dシーンに重ね合わせると、地形の起伏を3D表現できます。標高拡大倍率を変更し、起伏を強調することも可能です。
地形データを重ね合わせた3Dシーン 地形データを重ね合わせた3Dシーン
(株式会社ジオサイエンス様のGISラスター75000を使用しています。)
サードパーティー3Dモデルの一体化と飛行シミュレーション
オートデスク株式会社の3ds Max(*.3ds)等の3Dモデルを取り込み、3Dシーンに重ね合わせできます。また、コントロールポイントの座標と高度、速度などを詳細に設定して、飛行シミュレーションを実行できます。
サードパーティー3Dモデルを重ね合わせた3Dシーン
主題図の作成
個別値の主題図、段階区分の主題図、ラベル主題図を作成し、3Dシーンに重ね合わせできます。貼り合わせ高度の設定も可能です。
主題図レイヤーを重ね合わせた3Dシーン
KML/KMZ ファイルの一体化
KML/KMZ ファイルを、KML 3D レイヤーとして3Dシーンに重ね合わせできます。