コアコンポーネントは、データの編集やマップの表示・操作などGISの基本的な機能を実現する、必須のコンポーネントです。コアコンポーネントには、次の8つのコントロールが含まれています。
コントロール | 内 容 | |
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SuperWorkspaceコントロール | データの管理や処理を行います。 | |
SuperMapコントロール | マップの表示、操作、編集などに使用します。 | |
SuperWkspManagerコントロール | さまざまなリソースをツリー構造でわかりやすく表示します。 | |
SmxLockInfoコントロール | ライセンスキー情報コントロールで、ライセンスキーの授権情報の取得に使用します。 | |
SuperLegendコントロール | マップのレイヤーの凡例を、ツリー構造を用いて表示します。 | |
SuperLegendListコントロール | マップのレイヤーの凡例を、リスト形式を用いて表示します。 | |
SuperLegendComboBoxコントロール | マップのレイヤーの凡例を、プルダウンボックスを用いて表示します。 | |
SuperGridViewコントロール | 属性データ全データを高速表示し、直接修正できます。 |
SuperWorkspaceコントロール
1つのプロジェクト内の全てのデータソース(soDataSources)、リソース(soResources)、レイアウト(soLayouts)等を統合管理する、「ワークスペース」ファイル(*.smw)を扱うコントロールです。次のような操作を実行できます。
- CreateDataSourceメソッド :データソースを新規作成するメソッドです。データソースは、ポイント、ライン、画像、DEMなど、タイプの異なる複数のデータをまとめて格納するオブジェクトで、ファイル型とデータベース型があります。
- Mapsプロパティ :ワークスペースの中のマップの集合を取得します。他にDatasources(データソースの集合)、Layouts(レイアウトの集合)、 Resources(シンボルライブラリなどリソースの集合)、Scenes(3Dシーンの集合)などを取得できます。
SuperMapコントロール
マップの表示、マップレイヤーの管理、マップの操作(拡大・縮小)、マップ編集などに使用します。1つのプロジェクトに複数のSuperMapコントロールを持つことも可能です。次のようなAPIがあります。
- Connectメソッド :SuperMapとSuperWorkspaceの接続を確立し、開発するGISアプリケーションでマップを表示できるようにします。
- CenterX/CenterYプロパティ、ViewScaleプロパティ :それぞれ、マップウィンドウの中心点(X座標、Y座標)、表示縮尺を設定または取得するプロパティです。マップは、中心点と表示縮尺が決まれば、一意に表示できます。
- RotationOptionsプロパティ :マップの回転パラメータを設定または取得します。さらに、Angle(回転角度)、RotateSymbol(シンボルを回転させるかどうか)、 RotateText(テキストを回転させるかどうか)の3つのプロパティがあり、シンボルやテキストをマップと一緒に回転させるかどうかを制御できま す。
SuperWkspManagerコントロール
SmxLockInfoコントロール
SuperLegendコントロール
マップウィンドウ内のレイヤー(地図)の凡例を、ツリー構造を用いて表示するコントロールです。マップウィンドウのレイヤーが第1階層、主題図が第2階層、主題図の各設定値が第3階層となるツリー構造で表示されます。
SuperLegendListコントロール
SuperLegendComboBoxコントロール
SuperGridViewコントロール
属性データの表示に使用します。通常属性データはレコードセット形式(テーブルフォーム)で表示され、開発言語が提供する Grid コントロールで順番に表示し、修正等を実行できますが、速度は比較的遅くなります。 SuperGridViewの使用により、レコードセットの全データを高速表示し、直接修正できます。