3Dコンポーネントは、3Dモデルの表示・操作、TIN(Triangulated Irregular Network:不規則三角形メッシュ)の生成、3Dモデルを使った解析機能などを実行するコンポーネントです。
Action プロパティ
3Dモデルの各種操作を取得・設定します。例えば「Super3D1」という3Dモデルを拡大するには、クリックイベント で「Super3D1.Action = sca3DZoomIn」のようにコーディングします。「sca3DZoomIn」は操作タイプを表す定数で、次のような値があります。
- sca3DPan :移動
- sca3DZoomIn :拡大
- sca3DZoomOut :縮小
- sca3DZoomFree :連続ズーム
- sca3DRotateX :X軸を中心に回転
- sca3DRotateZ :Z軸を中心に回転
soCamera オブジェクト
ファインダーを通した視点で物体の位置と形状をコントロールするのに用います。カメラは、移動や任意の軸を中心とした回転をさせることができます。
HitTest メソッド
マウスポインターで3Dウィンドウをクリックした位置の、3Dモデルにおけるx、y、z座標を求めます。
浸水シミュレーション(Flood メソッド)
水位を指定して、浸水する様子を表示します。水位がゆっくり上昇する様子をシミュレーションするには、このメソッドを繰り返し呼び出します。
so3DAnalyst オブジェクト
TINの生成や、3Dモデルを使った各種解析機能を実行します。次のような機能があります。
- TIN生成のメソッド :LineToTIN(ラインデータセットからTINを生成)、PointToTIN(ポイントデータセットから)、Point3DToTIN(3Dポイントデータセットから)などがあります。
- TINToContour メソッド :TINから等値線を生成します。等値線間隔やスムーズネス値などを引数で指定できます。
- Flood メソッド :3Dモデルと水位の高さを与えて、浸水範囲を計算します。ポリゴンデータが返されます。
飛行シミュレーション(RotateFly メソッド)
3Dモデル上での飛行シミュレーションを実行します。飛行ルートを表す一連の3Dポイントデータと飛行時間を指定します。循環飛行の設定も可能です。