[ 製品についてのお知らせ ]
2018.12.26
SuperMap iDesktop .NET 9D(2019) をリリース
クロスプラットフォーム、クラウド、新世代3次元GIS、空間ビッグデータの4つのキーテクノロジーを柱とした、SuperMap GIS 9D 製品シリーズがバージョンアップ。先行してデスクトップ製品SuperMap
iDesktop .NET 9D(2019)をリリースします。
オープンな地理空間データとの互換性を高め、GDAL VirtualデータとOpenStreetMapデータのインポート、MapBox MVTタイル生成、3DモデルソフトSketchUpのskpファイル取り込み等を新規サポートしています。空間解析機能には、地理分布測定、空間自己相関、高低クラスター、加重回帰分析等の機能を提供する空間統計解析機能が加わり、空間的な分布パターンや関連性の解析をサポートします。3Dでは、ボクセルグリッド、TIM(不規則四面体)の生成をサポートし、地上/地下空間の地物分布や濃度拡散状況を可視化できます。OSGBモデルに対する道路構築、立面図作成、開放度解析の追加、またAutodesk Revit との連携強化等、3DGISのより一層の拡充を図っています。
SuperMap iDesktop .NET 9D(2019) は、従来のSuperMap iDesktop 9Dライセンスをお持ちの方はバージョンアップしてご利用いただけます。
ボクセルグリッドによる空間状況の可視化(左/中)、ゼンリン「3D都市モデルデータ」による見通し領域解析(右) |
主な追加機能・更新内容
データ管理
-
座標系管理機能を改良し、座標系情報にEPSGコードを追加して、EPSGコードを通じて座標系を検索、新規作成できます。
PostGISデータべスエンジン、UDBXファイルエンジンを追加しました。
PostGISワークスペースのオープンと保存操作をサポートします。
ローカルパス管理機能を追加し、通常データ保存に使用するローカルパスに迅速にアクセスできます。
データ編集
- GDAL Virtualデータ(*.vrt)とOpenStreetMapデータ(*.osm)のインポートを新規サポートします。
- 複数の平行線描画機能を追加しました。平行線の数、平行線の幅等を設定できます。
- ノード編集自動協調機能を改良し、隣接する2つのラインまたはポリゴンのノードを調整するとき、2つのオブジェクトに効果があり、トポロジ関係を保持します。
- ラインオブジェクト描画時、方向反転の機能をサポートします。
- ネットワークデータセットをラインデータに変換後、システムフィールドSmFNode、SmTNode、SmEdgeIDを保留します。
- データセットのコピー機能を改良し、データコピー時にSmIDの値を保持します。
- バッチでレコード追加する機能を新規サポートし、元データソース中の複数データセットレコードを目標データソースの対応するデータセットに追加することができます。
- ポイントデータセットの凹多角形計算機能を追加しました。凹多角形の最小内角角度を指定して、指定したポイント集合またはポイントデータセットに対して凹多角形を計算します。
- 面積計算機能を追加し、指定したポリゴンオブジェクトまたはベクタポリゴンデータセットで面積を計算します。緯度経度データの場合は、ポリゴンオブジェクトの投影面積を計算します。
- 面積で分割する機能を追加しました。割数や面積に応じて、指定方向で分割します。
マップ作成
- 凡例ウィンドウに、レイヤーノードのドラッグ可否、レイヤー順序固定、レイヤーのドラッグ誤操作防止等の設定を追加しました。
- マップ検索とポジショニング機能を追加しました。特定の属性値が存在するマップ中のレイヤーとその位置を検索します。
- レイヤースタイルの設定方式を改良し、設定しようとするレイヤースタイルの効果を即時にプレビューすることができます。
- マルチオブジェクトの分割クリップ機能を改良しました。
- シングルタスクとマルチタスクの方式で、ベクタマップからMapBox MVT規格のベクタタイルの生成をサポートします。
- マップのPDFファイル出力をサポートします。
- 平面立体マップ作成機能を追加しました。引き伸ばし高度設定のフィールド設定を通じて、建築物の頂部と側面を生成し、平面空間に立体効果のあるマップを表現します。
- 時系列データ機能を追加しました。ある種の時間データに基づき、時系列な変化を地図上で再生します。
- MongoDBタイル管理機能を追加しました。
- 複数バージョンのタイル再生を改良し、再生するバージョンや順序を設定できます。
- マップタイルをiServerサービスでの配信をサポートします。ベクタタイルとラスタタイルが可能です。
空間解析
- 空間統計解析機能を追加しました。地理分布の測定、クラスター分布、加重回帰分析等の機能を提供します。
- モザイクデータセットに対するグリッドクエリをサポートします。
レイアウト
- レイアウトオブジェクトスタイルの設定方式を改良し、スタイルパネル上で設定するポイント、ライン、ポリゴン等のオブジェクトスタイルが即時プレビューで確認できます。
- マップの中心点座標のコピー、貼り付けをサポートします。
- レイアウト属性で、テキスト、ラインのアンチエイリアス設定をサポートします。
- レイアウト操作で、スナップ設定機能を追加しました。
- レイアウトのPDFファイルへの出力をサポートします。
属性操作
- 属性テーブルの更新機能を追加しました。
- 属性テーブルのポジショニング機能を改良しました。
- フィールドの更新機能を改良し、テキスト型を日付型に更新できます。
- 属性テーブルのフィルタリング機能を改良し、大容量データ対処時の待ち時間を大幅削減しました。
属性操作
- 属性テーブルの更新機能を追加しました。
- 属性テーブルのポジショニング機能を改良しました。
- フィールドの更新機能を改良し、テキスト型を日付型に更新できます。
- 属性テーブルのフィルタリング機能を改良し、大容量データ対処時の待ち時間を大幅削減しました。
3D
オブジェクト操作
- 3Dバッファ解析機能を追加しました。3Dポイント、3Dライン、3Dポリゴン、モデルに対して3Dポリゴンまたは3Dボリュームオブジェクトを生成します。
- モデルデータセット操作機能を追加し、クリップ、モザイク、掘削操作をサポートします。
- モデルZ座標をゼロに戻す機能を追加しました。
- モデルマージ機能を改良し、サブオブジェクトのマージをサポートします。
- 3Dタイルキャッシュモデル、TIN地形のクリップ、モザイク、掘削機能で、操作結果の即時プレビューを追加しました。モザイク機能で法面幅設定を追加しました。
- 3Dタイルキャッシュモデル上に道路建設機能を追加しました。3D道路ポリゴンを描画またはインポートして、法面幅等のパラメータを設定します。
- 投影座標系のポイントデータセットで地質体の生成をサポートします。
3D解析
- 見通し解析を改良し、障害モデルIDを返し、シーン中でハイライト表示します。
- 見通し領域解析を改良し、障害モデルIDを返し、シーン中でハイライト表示します。
- スカイライン解析を改良し、スカイラインに影響あるモデルIDを返し、シーン中でハイライト表示します。解析半径の設定をサポートします。
- 立面図生成機能を追加しました。シーン中のオブジェクトから立面図を生成します。
- 開放度解析を追加しました。開放エリアと遮断エリアの3Dボリュームオブジェクトを返します。
3Dデータ
- モデルデータセットの4パラメータ座標変換機能を追加しました。xオフセット、yオフセット、回転角、縮尺係数を設定できます。
- データセット投影変換を改良し、モデル頂点の変換の選択をサポートします。
- ボクセルグリッドのキャッシュ生成を改良し、同一モデルファイル上に複数のボクセルグリッドを重ねることができます。
- 点群の座標変換をサポートします。Listファイルで元座標系、目標座標系、変換パラメータを設定できます。
- TIM構築機能を追加しました。
- TIM補間でボクセルグリッド生成機能を追加しました。
- ボクセルグリッドで2種類の構築方式を提供します。1つは複数グリッドデータセットから、もう1つは3Dポイントデータセットから。
- TIN地形データから高度情報を取得できます。2Dのポイント、ライン、ポリゴンを3Dのポイント、ライン、ポリゴンに変換します。
- モデルの分割機能を改良し、モデルオブジェクト中の各サブオブジェクトを別途モデルオブジェクトに保存できます。
- 都市の建物や道路形状の細部まで忠実に再現した、ゼンリンが提供する3Dモデルデータ「3D都市モデルデータ」の取り込みをサポートします。
データ処理
- SKP、DWG、Geo3DMLデータ形式のインポートをサポートします。
- DAEモデル形式へのエクスポートをサポートします。
- 3D補間機能を追加し、3Dラインオブジェクト、3Dポリゴンのボーダーラインにポイントデータを挿入します。
3D写真測量モデル
- 3Dデータ取得機能を追加し、3Dタイルキャッシュデータ(OSGB)上で2Dのポイント、ライン、ポリゴンから3Dのポイント、ライン、ポリゴンを取得できます。
- OSGBからDAE形式への変換機能を追加しました。
- データシェア機能を追加しました。ローカルの3Dタイルキャッシュデータ(OSGB)をiServer等にアップロードできます。
- S3M形式の3DタイルキャッシュのMongoDBへの保存をサポートします。
レイヤー属性
- 選択したオブジェクトに対するバウンディングボックス表示をサポートします。
- モデルデータセットレイヤーに対する特徴値に基づく分層配色をサポートします。
- モデルデータセットレイヤーに対してドラフトモードを追加しました。
- ボクセルグリッドデータセットレイヤーを追加しました。解像度、特徴値範囲フィルター表示の設定をサポートします。
シーン
- ボックスクリップを改良し、Z軸方向の回転をサポートします。
- 3Dラベル主題図を改良し、ラベルの複数の表示方式をサポートします。
- KMLオブジェクトスタイル設定を改良し、モデルテクスチャの差し替え、リアルタイム効果反映等をサポートします。
- ポリゴンクエリを改良し、ポイント、ライン、ポリゴン、3Dポイント、3Dライン、3Dポリゴンのクエリをサポートします。
- シーンのナビゲーションツールバーの位置調整機能を追加しました。
- Revitソフトとの共同設計機能を追加しました。
インターフェース・操作性
- デスクトップの所在フォルダの迅速オープンをサポートします。
- ショートカット編集ツールバーを追加しました。
- トレランスのデフォルト値を改良し、1mmに調整しました。
- スクリーン上のテキストDPI表示が100%を超える場合、デスクトップインターフェースの表示効果を向上させました。
製品紹介サイト:SuperMap GIS 9D
お知らせ
- SuperMap 9D(2019)はSuperMap 9Dシリーズに含まれる製品です。従来の9Dのライセンスがあればご使用いただけます。
- SuperMap iDesktop 9Dを使用していたPC環境で、SuperMap iDesktop .NET 9D(2019)を使用する場合、あらかじめ旧バージョンをアンインストールしてから新バージョンをインストールしてください。
ライセンスのご注文
ライセンスは下記サイトからご注文いただけます。
SuperMap製品ライセンスのご注文
製品ダウンロードサイト
製品パッケージは下記サイトよりダウンロードいただけます。
SuperMap製品ダウンロードサイト
お問合せ
日本スーパーマップ株式会社 事業統括部 営業担当
TEL 03-5419-7912
E-Mail sales@supermap.jp
[ 製品についてのお知らせ一覧に戻る ]